『#卑しい酒を飲むな』

『#卑しい酒を飲むな』<2022年6月15日(水)>
 「桜を見る会」の夕食会にサントリーホールディングス酒類を無償提供したことに『小社会(220615高知新聞社)』は思う。焼けぼっくい。忘れた頃に再び火が出て煙りだすと慌てふためく騒ぎになる▼「桜を見る会」も疑惑の火種はなお尽きない。前夜に後援会が主催したいわくつきの夕食会の費用補填問題▼森友・加計学園問題もそうだが、あったことをなかったこと、なかったことをあったことにするかのごとく無理筋を通してきた強権政治の負の残り火▼サントリー出身の作家、山口瞳さんは酒の作法の道理に外れた振る舞いを何より嫌った。「成人の日」の恒例だった署名入り新聞広告で「コソコソするな。思いやりのない、無神経な人間になるな」と新成人をさとしている▼「僕が言いたいのはただひとつ。卑しい酒を飲むな!」
 (私は)就職したころ、何かの折に言われたことがある。「他人の金で酒を飲むな」と。「えっ、先輩のおごりダメなの?」「バカ、接待に気を付けろということだ」▼世の中、誘惑だらけである。逆に打ち合わせの席を設けることがあった。必ず自分たちの飲み代を包んでくる組織から、2次会3次会をせびる輩まであった。酒は自分の懐で飲もう。その方がさっぱりと楽しいく飲めるでしょう▼とにかく、桜・森・加の問題、さっぱりしたいものである。
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