『#有意義な意見交換?』

『#有意義な意見交換?』<2022年5月24日(火)>
 バイデン米大統領の来訪に『編集日記(220524福島民友)』は、1983年、中曽根康弘首相がレーガン米大統領との会談後のスピーチで思わぬミスを犯したことを想う▼「フルートフル・トーク」(実りのある話し合い)と話すつもりが、「フルート・トーク」(果物の話し合い)と発言。当時、米国からオレンジの輸入自由化を迫られていた▼通訳を介さないで相手と直接話した方が気持ちを通じ合えるが、国家の利害が絡む交渉は必ずしもそうではないようだ▼岸田文雄首相とバイデン米大統領による対面での会談が行われた。国際秩序が大きく揺らぎ、経済や安全保障などの課題が山積するなか、岸田首相は「有意義な意見交換ができた」と強調した▼きょうは日米豪印4カ国の首脳会談が行われる。より多くの言語が飛び交う交渉はさらに難しいだろう。先日、英国で「インベスト・イン・キシダ」(岸田に投資を)と訴えた首相の腕の見せどころか。
 (私は)トランプ大統領の時にも思った。米国は日本に米国の飛行場を持ち、広い制空権を持っている。敗戦から77年を経過したのに。いつまで占領が続くのか。米国を守るための大事な空間なのであろう。前線基地であろうか。悲しかな米国の核の傘の下、上手に米国と調整するのが首相の御役目。腕の見せ所だ。
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