『#平和を求め歌う時が来た』

『#平和を求め歌う時が来た』<2022年4月15日(金)>
 福島市音楽堂で地元「第九」の会の演奏会に『編集日記(220415福島民友)』は思う。晩年のベートーベンの傑作、交響曲第9番(第九)の第4楽章で歌われる「歓喜の歌」は、彼が20代の時、歌の原詩となるシラーの詩に感動し着想したという。それから初演まで約30年▼フランス革命のさなか「すべての人々の喜びを一つに」と歌う詩に、彼は初め革命による自由と平和を夢見たのかもしれない。だが、次に起きたのはナポレオン軍の侵攻▼ナポレオン失脚から9年後の1824年5月7日、第九はベートーベンが住むウィーンで初演▼同じ5月7日、地元「第九」の会の演奏会が開かれる。この会は2020年夏に計画されたが、コロナ禍で3度延期。先の地震では予定した会場が被災▼関係者は4度目の延期を覚悟。開催予定日の音楽堂が先約のキャンセルで使用できることに。コロナ禍の厳しさは依然続く。しかし、現在の世界情勢を考えると、平和を求め歌う時が来たのだと思う。
 (私でも)歌える。ミミファソソファミレ・・・。何と天才。ベートーヴェンよ。みんなで声を合わせて楽しく歌おう。戦争を起こした者、早く終わりにせよ。そして、去っていくがよい。ウクライナとロシアの民が、早く一緒に歌えるように。
#福島市音楽堂
#第九
#ベートーヴェン
#シラー
#革命

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