『#忍耐力』

『#忍耐力』<2022年10月13日(木)>
 ロシア人の忍耐力に『小社会(221013高知新聞)』は思う。中日新聞のモスクワ特派員だった堀健三さんは、ロシア人の負けん気には舌を巻いていた。子どもの遊びでも、「だるまさんが転んだ」のように合図で動きを止めるゲーム、日本では短時間で勝負がつく。ロシアの子どもたちは20分、30分、時には1時間たっても動かない。それは「逆境のとき、戦争のような危機のとき、遺憾なく発揮される」。堀さんは、ロシアがナチスドイツに攻め込まれながら、最後は撃退した第2次大戦の例を挙げる。忍耐力はいわばロシアの誇り。ウクライナへの侵攻は開始から7カ月半が過ぎ、プーチン氏は粘り強く作戦を続けているつもりかもしれないが、誇り高く耐え忍んでいるのはウクライナ側だ。怖いのはプーチン氏のゆがんだ誇りが「核のボタン」へと向かうこと。戦況が厳しくなるにつれ、その不安も募る。信じたい。ボタンは押さない強い忍耐力が彼にまだ残っていると。
 (私は)思う。ロシア国民はどこまでこの独裁政権に耐えられるのか。もう、かなりの反動が出てきているが、プーチン大統領は勝つまで続ける気なのか。勝つというのは、どういうことなのか。ロシア国民に対してその勝利の証明をして独裁を続けようとするのか。それは地球上の民が許してはならない。私たちは、我慢してはならない。力の侵略を許してはならない。
#ロシア人#子ども#ウクライナ#プーチン#核のボタン