#クリンチ

『#クリンチ』<2022年2月10日(木)>
 岸田文雄首相はこの「抱きつき」をさらりとやってのける時がある。『水や空(220209長崎新聞)』はボクシングならクリンチ、政治の「抱きつき」という戦術に思う。▲支給は現金5万円、クーポン5万円分のはずなのに、いきなり「現金10万円」を容認した。首相が「野党の皆さんの声も受け止めた結果」とかわしたのも、抱きつきの一例だろう▲いつになれば目標を示すのか、と追及の構えだった野党に、新型コロナのワクチン3回目接種について、首相は国会で「1日100万回」とあっさり表明▲さらりと野党に抱きついたが、これを「攻められる前の先回り」とは言い難い。目標を語っても、達成できなければ非難される。それを恐れて首相は言わずにいたが、思いのほか接種回数は伸びない。焦った末にやっと語ったとみられる▲後手に回って、それでも前のめりを演じる戦術は、もう見納めにしたい。
 (私は)何のためにこの国会のリングはあるのかと思うばかりである。このリングの中は勝敗ではなく、正しい情報の応酬し合いをお願いします。相手の力を削ぐクリンチも、クロスカウンターでの逆転もいりません。私たちの生活を守るために、良い動きをしてください。
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