#旅は

『#旅は』<2022年1月28日(金)>
 いまは儘ならぬ旅について『編集日記(220128福島民友)』は思う。18世紀ごろ交通手段が発達していない当時▼「こんな馬車に乗ったら、魂が口から飛び出してしまう。とても自分のお尻をミュンヘンまで持っていけそうにないと思った」と、手紙に書いたモーツァルト。生涯の3分の1を旅に費やして各地で多くの聴衆を楽しませた▼腰を落ち着けたいと思いそうなものだが、旅と、そこでの聴衆の反応や交流こそが自分の音楽を支えているとの実感があったのだろう▼東日本大震災東京電力福島第1原発事故の被災地を巡るホープツーリズムが好調だ。中学生や高校生の学習に加えて、企業や官公庁による研修が増えている▼旅行がままならぬ状況、そのようななかでも、足を運んでくれるのは心強い。旅は、巡る人と、それを迎える人の両方を元気にしてくれる。
 (私は)2019年までは夏休みなどに旅に出た。それから2020年そして2021年と出ていない。日々の散歩が旅である。大分、自宅からの半径50分ほどの範囲での裏道がわかるようになってきた。でも未知の世界は多く、旅は道半ばである。曲は生まれてこないが、怪しまれに程度に路地を入り、地域を巡りたい。
#交通手段
#モーツァルト
#ホープツーリズム

#被災地
#巡る人

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