『#未来への警鐘』

『#未来への警鐘』<2021年11月5日(金)>
 森林破壊防止についてCOP26で多くの国が合意した。これについて『春秋(211105)』は南方熊楠の研究を思う▼1890年代ロンドンに学んだ熊楠は、「エコロジー」という言葉を使い、生態系を守る大切さを説いた▼森は温暖化ガスの吸収源であり、多様な動植物がすむ生命の宝庫だ。その空間が乱開発や自然災害で脅かされている▼環境問題への対応はときに国のエゴが正面からぶつかり合い、議論の出口を見失う。熊楠はいったん壊れた自然を戻す難しさを訴えた。「千百年を経てようやく長ぜし神林巨樹は、一度伐らば億万金を費やすもたちまち再生せず」。なお通じる地球の未来への警鐘だ。
 (私たちは)化石賞をいただいき、この不名誉をなんとするか。自然との和を重んじていたはずが、どうなっているのか。個々人がこの状況を認識し、生活行動とともに社会の動きにも敏感に生態系を意識したい。それは立法や行政の動きにも、感じよう。
#南方熊楠
#生態系
#エコロジー
#温暖化
#森林破壊

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