『#自動車社会そのものが転換点』

『#自動車社会そのものが転換点』<2021年11月6日(土)>
 石油価格高騰に『余録(211106)』は自動車社会の今後を思う。「誰もが低価格の自動車を所有し、広い野外で家族と自由な時間を楽しむだろう」(1908年/ヘンリー・フォード)。自動車は大衆消費社会を生み、米国では「自由の象徴」とみなされてきた▲ガソリン価格は今でも日本の6割程度。米国人がどこへ行くにも自動車を使うのは行動を縛られない上に安いからだ。その分、価格動向には敏感である▲バイデン米大統領バージニア州知事選で民主党の前知事が共和党候補に敗れた理由の一つに「ガソリン価格高騰」を挙げた▲だが、気候変動対策でクリーンエネルギー振興を訴えてきたことを考えれば、追い風にもなりうる▲化石燃料に頼っていられる時代でもない。国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の議論が示すとおりだ▲1世紀にわたって続いてきた自動車社会そのものが転換点を迎えていることを自覚したい。
 (私たちに)石炭そして石油は巨大な力をもたらした。それは大量生産の原動力となり、その排出物は地球を汚した。工場や自動車の多い都市を先ずは侵し、そして地球全体へ影響力を及ぼすこととなった。自動車と大量生産はアメリカの原点であろうか。それを考え直し、行動に移さねばならない。
#ガソリン価格
#大衆消費社会
#米国
#化石燃料
#COP26

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