#岡田がいなければ終戦の日は

『#岡田がいなければ終戦の日は』<2021年9月2日(木)>
 本日9月2日、降伏文書に調印の日、『越山若水(210902/福井新聞)』は岡田啓介を思う。二・二六事件の奇跡的生還、存命中に死亡記事が出た唯一の首相。その政治家としての真骨頂は終戦工作にある(上坂紀夫『宰相岡田啓介の生涯』)▼戦争を遂行した東条英機内閣打倒に本格的に動いたのは1943年ごろ。▼44年7月に東条が退陣、後を継いだ小磯国昭内閣も45年4月に倒れると鈴木貫太郎に首相就任を説得。鈴木は8月10日未明、御前会議で昭和天皇から「ご聖断」が下るところまでこぎつけた▼当時は継戦論が強硬で鈴木も表向き好戦的な言動を取り水面下で動くほかなく、岡田の人脈や情報が力になったようだ。上坂さんはかつて「岡田がいなければ終戦の日は8月15日ではなかっただろう」と本紙に語っている▼きょうは連合国は今も対日戦勝記念日とする日だ。上坂さんは同書の後書きで「岡田を知れば激動の歴史が分かる」とする。
 (JN) いまの首相は生存しているが、スガ化現象を起こしながら亡霊の如く、自助工作を続けている。情報収取に偏りがあるのか、不都合な情報は頭に入らないのか、自分にとって安全安心な思考回路で、我々の前に現れる。この現実を今後、歴史にどう刻まれるのか。1945年のきょうは、日本の敗戦の日であった。
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*画像は2021年8月28日の朝日新聞朝刊より。

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