#決断の遅れが

『#決断の遅れが』<2021年7月25日(日)>
 ポツダム宣言を発表し、あすで76年。『卓上四季(北海道新聞/210725)』は判断の遅れに思う。「歴史上の未練を話題にして楽しむことはいつでも出来る」(E・H・カー『歴史とは何か』)。歴史にイフはないが、毎夏この時期、やはりイフを考えたくなる。連合国が日本に無条件降伏を迫ったポツダム宣言を7月26日に発表し、受諾は玉音放送前日の8月14日だった。直ちに降伏していれば、米国による原爆投下も中立条約を破棄してのソ連参戦もなかった。素朴なイフだろう。…。未練は膨らんでゆく。情勢認識の甘さと決断の遅れが取り返しのつかない結果を生むことは今なおくみ取るべき教訓だ。
 (JN) 「歴史は、現在と過去との対話である」(E.H.カー)。「もしも」は歴史にないが、これから先の「もしも」は私たち一人ひとりが考えねばならない。歴史的事実を拒否せず、自分の無知を理解し、行動していかないと、自分たちの未来は愚かな過去の繰り返しになる。命は取り返すことができない。
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