#改正動物愛護法で規制強化

『#改正動物愛護法で規制強化』<2021年3月25日(木)>
 犬猫の繁殖業者やペットショップのケージの大きさや飼育状態の新たな基準を示す環境省令が6月から段階的に施行される。これについて『余録(210325)』は思う。生類憐れみの令により江戸の町犬や野良犬を収容した幕府の中野犬小屋には、たちまち10万匹。犬1匹に1日白米3合が与えら、それで犬は幸せにならず。病犬死犬はおびただしく、1年で半分近く数が減ったらしい。人と共生するという生存戦略が今日の繁栄をもたらした犬や猫だが、それによって人の身勝手や勘違いの被害を甘受せねばならない運命も負った。さて、今回の改正は、例えば猫のケージは縦と横が体長の各2倍と1・5倍、高さは体高の3倍以上が求められる。従業員1人あたりの飼育数や、6歳以下という交配年齢制限も設けたこの省令である。これで犬や猫が幸せになればいいが、人に愛される幸せの裏に潜む底知れない怖さを知る「物言わぬ古い友」たちだ。
 (JN) この世に生を得たものは、生きることのなかで、その生活の自由求める。その自由をどんなものと解するか、人間の中ではそれを共有できず、争いが絶えない。人間ではない動物たちは何を自由に思っているのかわからない。ペットを販売する方々はどこまで理解しているのか。流通商品としてのペットか。共存する大事な仲間か。国の規制が必要であることが互いに悲しい。
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