#つちふるや嫌な奴との生きくらべ

『#つちふるや嫌な奴との生きくらべ』<2021年3月17日(水)>
 黄砂の季節。『余録(210317)』は黄砂を思う。「つちふるや嫌な奴との生きくらべ」(藤田湘子)。毎年春、大陸から飛んでくる黄砂をいう俳句の季語。空は黄色くかすみ、大気はほこりっぽく、家の中もざらざらする。いらっとした時に「嫌な奴」の顔が浮かんだのか。北京で、ここ10年で最大の黄砂という。おととい、北京や山西省内モンゴル自治区などを襲った「黄塵万丈」である。「火星のような景色」の声がネットで飛び交った。原因はモンゴルで多数の死者を出した強風により舞い上がった表土という。現地は気温が高く、雪氷が例年より早く解け土ぼこりが立ちやすい状態だった。今回の黄砂はモンゴルよりもさらに西方の中東の砂粒混じりの大気が影響していたという専門家の分析もある。日本の春の「いらっ」をも左右する地球環境問題である。
 (JN) 地球温暖化により黄砂が激しさを増しているのか。今後、黄砂の来る可能性が更に多くなる。4月ごろは「いらっ」どこではなく、「いらいら」か。「いがいが」で大変だ。コロナ、花粉症そして黄砂でマスクが欠かせない。早く、マスクのいらない季節、否、世の中にならぬかと、空を見る。
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