『いかなる政策を実行するにせよ、常に民意の存するところを考察すべし』<2020年8月29日(土)>
各紙、退陣を表明した安倍首相に労うとともに、もの申す。『天声人語』は「民意はどこへやら、首相に近い人物があれやこれや厚遇を受ける疑惑がいくつも浮上。『女性活躍』『人生100年時代』などの看板政策は看板のままで終わった」。『春秋』は「『人づくり革命』『待機児童ゼロ』『非正規という言葉をなくす』など・・・後始末だってつけねばなるまい」。『余録』は「自らの第1次政権投げ出し・・・第2次政権・・・体調不良再燃が、経済再生の約束や東京五輪を吹き飛ばした新型コロナ禍のさなかなのは偶然かどうか」。『筆洗』は「不祥事を隠し、糊塗するやり方は政治への信頼を失わせなかったか。取り戻したという日本の姿が心配なのである」。