『歴史とは人類の犯罪、愚行、災難の記録にすぎない』

『歴史とは人類の犯罪、愚行、災難の記録にすぎない』<2020年5月30日(土)>
 コロナ対策の専門家会議の議事録が作成されていなかったことについて、『余録(200530)』は申す。「ギボンは・・・『歴史とは人類の犯罪、愚行、災難の記録にすぎない』という・・・ならば後世の権力者や役人たちが、自分らの『犯罪』『愚行』、もたらした『災難』を歴史家の目から隠蔽するのに必死になるのも成り行きである。現代の民主主義の政治では、政策決定の記録の保存が不可欠となっているゆえんだ。・・・だが・・・政府の専門家会議の議事録が作成されていなかった・・・政府は政策決定の場でない専門家会議は記録作成の対象外という・・・公文書といえば、何か問題が明るみに出るたびに、記録がない、廃棄したという迷路に誘い込むのが得意技の現政権である。ギボンのような辛辣な歴史家ならば、この成り行きの一切をどう史書に記すだろうか」。
 (JN) 彼らは政権を降りた後に、どれだけ非難されるかわかっているのであろう。そのために、記録は残さない。残してはならないのであろう。専門家会議のメンバーは、その道連れになる。それがわからないのであろうか。政権と一緒に愚行の道を行く積もりなのか。専門家の皆さんには、是非とも自分たちの述べたことを詳細に議事録として残すことを要望し、その正しさや過ちを未来に残してほしい。未来の人々の過ちを少しでも減らしたい。
#歴史とは人類の犯罪、愚行、災難の記録にすぎない
#政策決定の記録の保存が不可欠
#議事録が作成されていない

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