『空白期間中の選手』

『空白期間中の選手』<2020年5月18日(月)>
 早慶戦は一九〇六年から二十年近く空白であった。『筆洗(200518)』はこの空白の期間に思う。「『学生野球の父』飛田穂洲は・・・『(空白期間中の)選手というものはまことに恵まれていない』・・・新型コロナウイルスの感染拡大で夏の高校野球の中止が検討されている。・・・『恵まれていない』球児のことを書く。甲子園出場を目指していたが、戦時色強まる中、大会は中止。卒業後も不幸は続く。広島で原爆の被害に遭う。それでも、野球を忘れなかった。高校の有望選手を見つけては地元球団に連絡するうちスカウトとして採用される。数々の名選手を発掘した広島カープ元スカウトの木庭教さん。<うちあぐるボールは高く雲に入りて又落ち来る人の手の中に>正岡子規。ボールが落ちて来る日を信じて待つしかない。どうか下を向いてくれるな」。
 (JN) 大会が中止となるかもしれない。残念ではあるが、球児たちよ、不幸と思わないで欲しい。早慶戦の話が、本日の朝ドラの中に出てきた。そこで思ったのは、大会は選手だけのものではなく、皆がそのためにエネルギーを燃やして行くことである。甲子園大会の中止は、言わば日本中が残念なのである。でも、私たちは生きており、できることがいっぱいある。 木庭教さん も生き残った。グラウンドで躍動する皆の姿に一喜一憂したいが、それは又として、まずは心の中でボールを投げよう。
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