『タイブレーク? 「名勝負がなくなるのはさみしい」……。』

タイブレーク? 「名勝負がなくなるのはさみしい」「プロ野球こそ延長戦で決着を」……。居酒屋では早速、お父さんたちが熱く語る。』<2017年9月24日(日)>
 「来春の大会から新たにタイブレーク制が導入されるという」。『春秋』(170924)は甲子園大会での選手宣誓の内容から延長戦に展開する。「感動の舞台装置の一つは決着までの延長、再試合だ。延長十三回から走者を置いて攻撃する特別ルールで、選手の負担軽減などが目的だ。『名勝負がなくなるのはさみしい』『プロ野球こそ延長戦で決着を』……。居酒屋では早速、お父さんたちが熱く語る。長時間の練習や、地方予選の在り方にも議論は及ぶ。高校野球に『感動』を求めてきた、私たちの意識も問われよう」と。
 (JN) 「宣誓、私たちは・・・・・」、半世紀ほど前の宣誓は、叫び勢いがあったが、何を言っているか、わからなかったが、今では聴かせてくれる。ゲームも現在は昔のような勢いより、緻密さと以て選手を大事にするようになった。その昔はとにかく選手を扱いた。私の育ったところは某第三高等学校のグラウンドのバックネット側にあり、その様子を直に感じた。練習中水を飲ませなかった。そのためか我が家へこっそり水をもらいに来る者がいた。失敗すれば、ケツバットを喰らい、またヘルメットやノックバットの柄で坊主頭をコンコンコ〜ン、「ありがとうございました」。これが鍛え方であったのか、今はどうなのか。小学生の私より彼ら早く学校を出て、グランドにて夕方、夕食の時間まで練習を続ける。それだけ頑張っても、レギュラーになれるのは一部の者。全国から選手を集めても甲子園は遠い。人生はまだこれからだから、心も体も鍛え、しかも壊さぬようにしてもらいたい。試合の決着をどのようにしても良い。また有力選手が甲子園に出られるように、都市対抗野球のように補強選手制度を設けてはどうだろうか。「感動」も大事だが選手を大事にしたい。