『東京オリンピック 1964そして』

東京オリンピック 1964そして』<2020年3月21日(土)>
 「冒頭から十分ほどがたっても開会式と熱戦が始まらない」。『筆洗(200321)』は市川崑監督の「東京オリンピック」について語る。「丹念に描かれているのが聖火リレーである。・・・中東や東南アジアの国々を火は運ばれていく。戦後の日本が多くの国々と手をつないだことを光景は象徴する。国内では、聖火を掲げた走者が沖縄、広島を進んでいく。戦禍から立ち上がり、平和を求める国の姿を物語るシーンだった。・・・今夏の東京五輪の聖火が昨日、ギリシャから宮城県東松島市に着いた。新型コロナウイルスの感染拡大で、到着などの式典が縮小された。・・・世界も今は感染症の脅威で身をすくめる。・・・通常通りの開催も一年、二年の延期も、簡単な話ではないだろう。・・・開催の意欲の象徴として聖火リレーが重みを増すのかもしれない」。
 (JN) 1964年、小学生である私の記憶は、僅かだがある。聖火の最終ランナー、知らないお兄さんであった。その人や聖火が日本に届くまでには特に興味もなく、詳しく知ったのは大河ドラマ「いだてん」であった。この番組のお陰でそれなりにオリンピックの意味を得た。その成果があの乱れまくった閉会式かもしれない。まさに友好の乱舞であったと記憶している。あれは良かった。素晴らしかった。そんなオリンピックにするにはどうすれば良いのか。私たちは何が言えようか。
#開催日程

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