『家畜小屋のような宿舎で雑居生活を強いられ、・・・』

『家畜小屋のような宿舎で雑居生活を強いられ、給料も他国からの移民より低かった』<2019年1月27日(日)>
 1885年1月27日に日本とハワイ王国の間で移民条約が結ばれた。『余録』(190127)はその当時を紹介し、また外国人労働者の問題を思う。「夢の国に着いた彼らを待っていたのは過酷な労働だった。・・・家畜小屋のような宿舎で雑居生活を強いられ、給料も他国からの移民より低かった。・・・低賃金や劣悪な職場環境で外国人労働者に長時間働かせているのが今の日本である。・・・人間らしい生活が保障されない国は労働者から選ばれなくなるだろう。今春から新しい外国人労働者の制度が始まる。政府の受け入れ態勢が整っているようには思えない。日本の良識が問われている」。
 (JN) 世の中は弱者階層の上下間で、無慈悲な関係が生じる。権力者はそれを操作し、利益を上げて行く。苦しむ人々を連帯しないようにし、反感を上に向けないように流れを作りだす。時代は変わっても、変わらない関係があるだあろうか。日本の実習生の問題はどうなのか。米国がメキシコ国境に壁を築こうとういことはどうなのか。ヨーロッパの難民もんだいはどうなのか。最後は子供が犠牲になっている。人間の性であろうか。弱者間の貶し合いは続くのか。根本的な問題を解消しなければ続くのであろうか。私たちは、地域、貧富、民族等の壁を超えるためにはどうすればよいのであろうか。