『あふれる商品から自分のための一品を選ぶ行為は・・・』

『あふれる商品から自分のための一品を選ぶ行為は、一瞬で過ぎ去る楽しい時間か、永遠にも感じるストレスか』<2019年1月28日(月)>
 「忙しい現代人は時間価値の見極めに厳しい」と、『春秋』(190128)はコンサルタントの松岡真宏さんの話を紹介する。「近年は家にいながら、または通勤途中など隙間時間に買い物を済ませられるネット通販が台頭し、既存の小売業界を脅かす。そのネット大手の勢いも『案外、短いかも』と松岡さん。・・・あふれる商品から自分のための一品を選ぶ行為は、一瞬で過ぎ去る楽しい時間か、永遠にも感じるストレスか。モノの売り手にとって、ますます工夫が必要な時代になった」。
 (JN) 先日、昔の文具のパーツが欲しく、ある大手の文具のフロアへ行った。目的のものが見つからず、店員さんに聞く。若い人であったため、ベテランの人に代わる。残念ながら在庫なし、そこでベテランさんは、「『地球堂』さんならあるはずです」と、教えてもらう。テクテクと10分弱歩き、「地球堂」に。またも、店員さんに声を掛けたら、品物を入れている業者の方であったが、親切に場所を教えてもらう。残念小さいのしかない。仕方なく、大手ネットショップで注文をする。初めからネットで注文すれば良いじゃないかと言われそうだが、お店でウロウロするのが良いのである。また、人との出会いがあるからいい。時間の価値は年を取るほど大事であるが、それ以上に大事なものがあろう。『春秋』の冒頭のモモの言葉、「私たちはふだん時計やカレンダーで時間を計る。でもそれはあまり意味がないことなんだ」。