『ロシアの新興企業が人工衛星によって夜空に広告・・・』

『ロシアの新興企業が人工衛星によって夜空に広告を映し出す計画を発表』<2019年1月21日(月)>
 「星々が妙な動きをしている。北斗七星がゆがむ」。『筆洗』(190121)は、SF作家フレドリック・ブラウンの短編小説『狂った星座』を紹介する。「『石鹸なら何をおいてもスニヴリーじるし』。星が動いたように見せる装置を開発。これを使った宇宙広告だった・・・ロシアの新興企業が人工衛星によって夜空に広告を映し出す計画を発表した。・・・だれのものでもないはずの美しい夜空。それがお金もうけの『看板』にされてしまうと思えば、落ち着かぬ。・・・人類は星を見上げる幸せまでビジネスと引き換えに手放すつもりなのか」。
 (JN) 空は誰のものか。誰のものでもない。この宇宙広告の前に、大気汚染や明るい夜により、満天に星がきらめく星の夜空を失っている。これを先ず返してもらいたいが、無理だろうか。今の生活を変えねばならない。ますます地球は自然を失っていくのであろうか。そして、高層の建物や上空の浮遊物体等で、空が地上からは見られなくなるのか。星空を楽しむのは、プラネタリウムや宇宙へ行かないと見られなくなるのだろうか。自然を体で感じることができなくなるのであろうか。我々は、いつまで青い(濁っているが青い)空を直接見て生活ができるのであろうか。