『カゼなぞひくなよ。そう祈りたくなる』

『カゼなぞひくなよ。そう祈りたくなる』<2019年1月20日(日)>
 いよいよDNCがスタート、受験生の験担ぎを『筆洗』(190120)は思う。井上ひさし土井晩翠の家の表札を失敬したそうである。その井上さんが今度は表札を取られた。その受験生からの手紙には「『あなたの小説を読むのに追われて受験勉強する時間がとれなかった。受験が終わるまで表札をお借りいたします。どうか合格を祈ってください』ずうずうしい頼みだが、井上さんは合格を祈ったそうだ。・・・図書館で電車で、受験生を見かければ、自分の「あのころ」と重なるだろう。カゼなぞひくなよ。そう祈りたくなる」。
 (JN) DNCの担当していたころ事前の準備から当日の早朝出勤など、この余計な負担に不満を持ちながらも、あの受験生の真剣な一つひとつに接すと、こちらも気合が入った。受験生の親であったことを思い出せば、神頼みから験担ぎまでやったであろう。またに健康には、皆注意せねばならぬ。ところがその時、私はインフルエンザに罹患し、部屋に封印されるという情けないことにをしてしまった。受験生当人だけではなく、関係者一同の健康を祈りたい。皆それぞれに努力してきたその成果を十分に発揮して欲しい。