『伝説ではオリンピックは買収から始まった』

『伝説ではオリンピックは買収から始まった』<2019年1月16日(水)>
 昨日、竹田恒和日本オリンピック委員会会長)氏は、記者会見で「潔白」を強調した。『余録』(190116)はこれにオリンピックの起源伝説を紹介する。「不正により王国を乗っ取った男が神の怒りを免れようと開いた」のが古代オリンピックの一つの説であると。「伝説ではオリンピックは買収から始まったわけである。・・・230万ドルの支払いはコンサルタントの対価というJOC調査に沿った説明をしている。捜査を理由に質問は受けなかったが、ここは東京五輪のイメージダウンを避けるためにも怪しい相手への支払いには説明責任を十分に果たさねばならない。神の怒りより恐るべきは五輪精神への人々の冷笑だ」。
 (JN) 7分? 2億3千万円? この金額がどこへ流れていったのか。今回の騒動、良いも悪いも、随分とふんだくられたものである。こんなことに金を使うより、この使い道は他にあったのではないか。それにこれだけの金額ではあるまい。このお金は誰が稼ぎ、誰がその使用を認めたのか。このオリンピックというものが儲けのために、スポーツ選手というものが使われ、多くの者が使い捨てられて行くのか。一部の者が恩恵に与るシステムになっているのだろうか。金がかかり過ぎる。一体、オリンピックは誰のためのあるのか。心身の健康のためにあろうスポーツ、その祭典のオリンピックを根本から考え直さねば、金の問題は永遠に続く。