『締め切りぎりぎりのその紙一枚がG7を何とかつなぎとめた』

『締め切りぎりぎりのその紙一枚がG7を何とかつなぎとめた』<2019年8月28日(水)>
 サミットの成果は、わずか紙1枚。『筆洗』(190828)はフランスのマクロン大統領を評価する。それは、制限時間と現状から赤塚不二夫さんのバカボンを思い出す。「見開き二ページ分を使ってバカボンバカボンのパパの顔のアップだけを続けて描いた・・・原稿の締め切りに迫られての窮余の策だったそうだ。・・・先進七カ国首脳会議が閉幕の土壇場でまとめた『首脳宣言』・・・わずか紙一枚。・・・参加国の一致点をぎりぎりまで模索した議長国フランスのマクロン大統領だろう。・・・完璧ではないかもしれぬが、締め切りぎりぎりのその紙一枚がG7を何とかつなぎとめた。大きな意味を持つ窮余の策だろう」。
 (JN) 七か国集まったが、二か国間交渉をその中で行う。これでは、もう集まる必要もなかろう。次回は米国で行うそうだが、どうなるのであろうか。今後、二か国間関係の中で、どんなブロックが出来上がり、その中での牽制が行われ、そしてことによっては火花が飛び散るのか。人類は愚かなことを行わぬようにと、国連を作ったり、先進国の集まりを行ったり、またEUが作られてきた。それが、いま崩されようとしている。密談での敵づくりを進めるのではなく、オープンに手に手を取り合って行くことができないものか。バカボンよ、何とかできないか。
#G7まとめ

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