『敬称、呼称というものは、かくも難物であるらしい』

『敬称、呼称というものは、かくも難物であるらしい』<2018年11月11日(日)>
 「先ごろの委員会で『内閣総理大臣安倍晋三さん』などとやったのはなかなか新鮮ではあった」。『春秋』(181111)は野田聖子衆院予算委員長の呼び方を聞き、「は四半世紀も前に、ときの土井たか子衆院議長が試みたが定着しなかった。議場では「君」のほうが威厳があるように感じるせいだろうか」と。「敬称、呼称というものは、かくも難物であるらしい。・・・呼称改革も働き方改革なみに、一筋縄ではいかぬわけだ。そういえば永年勤続などの賞状には、あの殿様改革を乗り越えて『殿』が健在である」。
 (JN) 殿・様、さん・君、この使い方が難しい。我が職場には更に先生というものもある。この使い方は、どのような決まりがあるのか。会話では、20代のころまでは、女性には全て「さん」、男性は同輩以下は「君」、先輩は「さん」であったが、世の中、様々な絡みがあり、何時の間にか、全て「さん」である。皆さんは、どうなのでしょうか。国会が召集され、予算委員会では、割りと優しい声で野田委員長が「・・・さん」と言う。「あれっ?」、「・・・君」より良い感じである。野田さんだからだろうか。変える試みも良い。一方、当方の関係する省・大臣からの通知は、相変わらず「・・・殿」である。官尊民卑、この思いある限り続くのであろうか。国の立法や行政に期待するより、国民から変えていかねばならない。