#バカヤローの日

『#バカヤローの日』<2022年2月28日(月)>
 きょう2月28日の「バカヤローの日」に『明窓(220228山陰中央新報)』は思う。吉田茂衆院予算委員会での質問に「バカヤロー」。1953年のきょうのこと。それがもとで内閣不信任案が可決され、衆院も解散▼「口は災いのもと」▼吉田には数々の逸話が残る。その一つが連合国軍総司令部マッカーサー元帥とのやりとり▼吉田は政府統計を基に食糧支援を求めたが、マッカーサーに統計のいいかげんさを指摘され、こう返したという。「日本の統計が正確なら戦争なんかしなかったし、戦ったとしても日本が勝っていたはずだ」▼それから70年、日本の統計はいいかげんなまま。2018年末に発覚した厚生労働省の毎月勤労統計不正問題の再発防止策として、政府が21年度から各府省に専門家を派遣し、作成過程を監督すると閣議決定されていたのに、実施されていないことが発覚した。この統計業務への意識の低さ。吉田が生きていたら「バカヤロー」と叫ぶだろう。
 (私たちは)大臣に何をしているのかと問わねばならない。省庁を責任を以て管理監督せず、何をしているか。そんな使えぬ大臣を指名した首相。大丈夫ですか。役所は今を守る。それを変えるのが大臣である。ほころびを見つけて直してください。バカヤロウーでは困るよね。
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