『あちら側とこちら側が接する境界線には、物語が生まれる』

『あちら側とこちら側が接する境界線には、物語が生まれる』<2018年11月10日(土)>
 「消費税の引き上げを前に、国税庁が先日、課税ルールの手引を改訂した」。これについて『筆洗』(181110)は、落語『幽霊飴』を引き合いに出す。「あちら側とこちら側が接する境界線には、物語が生まれる。・・・適用される軽減税率をめぐり、8%なのか、10%なのか。迷うケースがある。・・・線引きが難しそうな例が実に多い。確かなのは、直感的にすべてを理解するのは、困難だということだ。店側の準備と客側の理解が進まないと、混乱は起きるだろう。あちらなのか、こちらなのか、辻で戸惑えば、増税への不満までも膨らんでこよう」。
 (JN) なぜ、このように複雑な方式を行おうとするのか。その裏に、産業界との何かがあるのだろうか。それは政府に利益をもたらすのか、一部のものの利益になるのか。それはともかく、法を順守するにも、複雑であると間違えが起きることが渡っているはずだ。それが抜け道をも作り出して行く。またこれに対する商売場生まれてくるだろうか。新たな産業を生み出すのか。それは、商品経済の魔力が生み出していくだろう。でも、この複雑なことを生み出した人々は、ご機嫌取りの飴であろう。こんなご機嫌取りに、私たちは満足して、消費税10%の世界を当たり前に感じていくのであろうか。さて、テイクアウトのしようか、どうしようか。複雑さのおかげで、少々頭を使いボケ防止になっていくのであろうか。