『女性の就業は進んだが、高齢者はまだまだ』

『女性の就業は進んだが、高齢者はまだまだ』<2018年11月9日(金)>
 「アンコンシャス・バイアス」とは、と『春秋』(181107)は説明する。「『女性は理系に向かない』『障害者には簡単な仕事を』。こうした思い込み・・・『無意識の偏見』・・・高齢者を見る目にも、あてはまるだろう。内閣府によれば65〜69歳の3人に2人は働きたいと思っているが、実際の就業率は4割超にとどまる。・・・体力が心配で仕事に就くのをあきらめるシニアも・・・『女性の就業は進んだが、高齢者はまだまだ』・・・シニアは体力や処理能力の個人差が広がり、そうした多様性を理解することが企業に求められるという」。
 (JN) 「こういう人はこうだ」と、勝手にレッテルをつけたり、ある分類の枠の中に入れてしまうことが往々にある。それは長く生きているほど、体に染みついているだろうか。否、子供の時のもう完成しているかもしれない。社会がそうさせてしまうのであろうか。まあ、これがある程度、仲間で共通していれば、都合がいいのであろう。この無意識は、何も考えていないということであろうか。あの人は危険な人、燃えない人、燃える人・・・ごみの分別のようにはいかない。それは、もったいない行動である。一人ひとりの能力と個性とを見出すことをしなければ、社会は無意識の裡に、安易に同じことを繰り返すだけの考えない、科学も文化も発展しない社会になっていくのではないか。