『自然の力は底知れない。映像に戦慄する。浮遊して・・・。』

『自然の力は底知れない。映像に戦慄する。浮遊しているように地面とともに横滑りしていく家屋や鉄塔・・・。』<2018年10月20日(土)>
 「目が覚めたような気分になったのは、9月下旬に地震があったインドネシアスラウェシ島の被害を知って、である」。『春秋』(181020)は、地震による液状化現象のその恐ろしさを語る。「当初は津波による沿岸部の被害がもっとも深刻、と伝えられたのだが、液状化による内陸部の被害がすさまじいことも、次第に明らかになってきた。・・・思われる映像に戦慄する。浮遊しているように地面とともに横滑りしていく家屋や鉄塔。・・・そのスピードから、避難が難しいことは十分に読み取れる。衛星写真をコマ送りした映像では広い範囲で耕作地や住居が押し流されたことがわかる。自然の力は底知れない」。
 (JN) 地震について安全な場所を持たない日本は、地震が起きることを前提に環境を考えねばならない。想定外などと言い訳するのではなく、様々なことが起きることが当たり前なのであるから、世界中で起きている地震に常に研究をせねばならない。それはまずは現地に行き、支援をすることから始まりそして、人々への影響を調査し、自国のために役立てることである。また、私たち一般の者も、その生々しさを感じ取らねばならない。特に若者は、実際にボランティアとして、世界に行くべきである。オリンピックなどは、儲ける企業が支えればよい。空論や想定外を並べるような者にならぬよう大学生は苦しんでいる人々のところへ行き、また自然の力の恐ろしさを身を以て覚えることである。