『地震の後に救出された約3万5千人のうち、約2万7千人が・・・』

<2017年1月17日(火)>
地震の後に救出された約3万5千人のうち、約2万7千人が近隣の住民らに助けられた』
 22年前の今日は神戸を「天声人語」(170117)は、想う。もしものための備えと地域の力が大事である。「地震の後に救出された約3万5千人のうち、約2万7千人が近隣の住民らに助けられたという推計がある。地域の結びつき、助け合いがどれだけ大切か。隣人の顔が見えにくい都市部でこそ教訓としたい。家具などの置き方を見直す。非常時の持ち出し袋を準備する。すぐにできる小さな備えがある。受けた被害、震災に耐えた壁のひび割れの声、教訓などを忘れてはいけない。」
 (JN) 困った時に、助けてもらうことのありがたさ。災害時だけでなく、病気や突然の事故で自分たちでは対応できなくなった時に、ご近所から支援を受ける。お互い様と手助けする。それが世の中なかなか当たり前にならない。というより、ご承知の通りご近所付き合いが希薄になっている。災害対策だけでなく、日々の生活の中で、これから高齢化の進む日本、尚更、ご近所付き合いが大事であろう。そのために、地域イベントを適時行い、お互いの顔を知り、お互い様の絆を作って行くことが必要である。また、一緒に行動していくことが互いの呼吸も合わせられることとなり、合唱とかをすることが必要ではないか。『人はなぜ歌をうたうか』(小泉文夫)では、漁の得意なエスキモーは合唱が上手で、不得意なエスキモーは合唱が下手と調査結果を出している。そんなに合唱が上手にならなくても良いが、息を合わせたい。