『トルコのサウジアラビア総領事館の事件は関係国・・・』

『トルコのサウジアラビア総領事館の事件は関係国の国益に左右される』<2018年10月19日(金)>
 ジャーナリスト、J・カショギ氏を恐れたのは誰か。『余録』(181019)はトルコのサウジアラビア総領事館の事件に思う。「全世界のメディアの注目事となって当然だろう。・・・ムハンマド皇太子が・・・事件の黒幕かと疑う声に対し、皇太子は関与を否定した。・・・事件のカギを握りながら国益のありかを探るトルコ。サウジとの対立を避けたい米政権。それぞれの思惑もからんで真相はいまだ『カーテンの中』だ。まさに真実を射抜いた『最後のコラム』に敬意をささげる」。
 (JN) 個人の命や自由より、国家間の経済が優先されるのであろうか。トルコのサウジアラビア総領事館での事件について、自由の国の大統領の発言を聞くとそんなことを思ってしまう。一体、ジャーナリスト、J・カショギ氏はどうなっているのだろうか。彼の命、彼の発言の自由、サウジの人々の自由は抹殺されてしまったのか。こういった謎は、これだけではない。日本においても金大中氏の拉致などもあった。この事件はどこでどのように妥協が図られたのであろうか。この時は、朴大統領と田中首相との鐘の動きでもあったのか。私たちは自由のために金を得ようとし、結局は金に自由を奪われているのではないか。アブラカダブラ、真実と自由を。