『地震対策の製品でなぜ不正が続くのか』

地震対策の製品でなぜ不正が続くのか』<2018年10月18日(木)>
 「現代でも効果のほどはふれ込みを信じるしかない『地震よけ』があった」と『余録』(181018)は、免震、制振装置に性能検査データの改ざんがあったことに、江戸時代の地震除けの「鯰絵」のようであるという。「地震よけのお札よろしく、建物に装備して地震による揺れを抑える免震、制振装置である。・・・免震装置の偽装といえば東洋ゴムの例もあった。地震対策の製品でなぜ不正が続くのか。まさかメーカーの防災意識が鯰絵の版元並みだとは思わないが、大きく損なわれた『地震よけ』への人々の信頼である」。
 (JN) いつ大きな地震が来るかわからない日本で、なぜ耐震についてこんなにルーズなのか。基準というものは、安全のために高めに作られているだろうが、それを守るのがその基準かかわる者たちの最低限のモラルであろう。それなのに、理由が良くわからないが、基準を満たさなかったら、その機器の調整に手間がかかるから数字を調整して、点検合格とのこと。最近の入試でも数字を調整していたことが話題となっている。世の中の数字とは、みなこれと同様に調整されたものなのであろうか。そうなると数字が一番使用できない。とても客観的な情報ではないということである。まずは現実としては、皆さん逃げ道を確認してください。