『きょう10月14日は「鉄道の日」だ』

『きょう10月14日は「鉄道の日」だ』<2018年10月14日(日)>
 日本初の鉄道が新橋−横浜間で開業を支えたのはイギリスの技術。『余録』(181014)は、そのイギリスの列車運行では遅延や運休は日常茶飯事、一方「イギリス人には神業のような日本の鉄道サービスも、自国では遅延の増加で『鉄道輸送の信頼性に懸念が生じる事態』らしい。・・・原因の大半が鉄道会社の外にあった。10分未満の遅れでは、無理な乗車や急病人など乗客要因が約9割という。30分以上では、最多が自殺で4割超、次が線路立ち入りで2割超。台風や地震など自然災害は1割未満だ。定時と安全を両立させる苦労は、人手不足も加わり、増す一方だろう。現場に過度な負荷とならねばよいがと願う、きょう10月14日は『鉄道の日』だ」。
 (JN) 鉄道と言う産業によって、世界の経済は劇的に発展し、また日本も汽笛一声新橋、発展が始まった。小さい国都は故、北海道から沖縄まで、鉄の道が敷かれた。そして、この鉄の上で列車を正確に運行してきた。その正確さが自慢であったが、それを守ろうとして、多数の乗客の命を犠牲にするような事件も起きている。また、機器の異変を知りながら、列車を走らせるという、信じられない行動があった。時間を守るとは、優先順位のトップなのか。一つの目標のために、安全運行と言う基本を疎かにしてしまう現実をどうとらえるか。また、自殺の場所となる環境はどうなのか。鉄道の日に当たり、考えてもらいたい。イギリスに学ぶことはないか。