『気負った自己主張や生活臭を感じさせぬ、オトナ・・・』

『気負った自己主張や生活臭を感じさせぬ、オトナの音楽の登場である』<2018年10月13日(土)>
 松任谷由実さんが菊池寛賞に選ばれ、『春秋』(181013)の筆者はそのころを想う。「胸にたぎるモヤモヤや、世間へのプロテストが曲にこめられていた時代。いま聴いてみればちょっと粗削りな歌も少なくない。そういう空気をがらりと変えたのは松任谷由実さんだろう。・・・ユーミンは以後、バブルを越え世紀をまたいで偶像であり続けている。その人が菊池寛賞に選ばれたと知り、久しぶりにスマホのなかの曲を聴いてみた。いいね、やっぱり……。・・・あの級友は、いま何を聴いていよう」。
 (JN) あのころ何を聴いていただろうか。パックの林美雄ユーミンを流していただろうか。何を歌っていただろうか。五つの赤い風船であったろうか。皆、歌は上手とは言えなかったが、とにかくみんなで歌っていた。その後、私はフォークソングは聴かなくなり、LPレコードのコレクションは、他のカテゴリーに移っていった。それから40年以上経過し、まだ、君たちは歌っていた。同期会で、エレキだ。あの頃の私に戻って・・・、皆で歌うグループサウンズ