『サッカーチームの「奇跡」に対して世界中から歓喜・・・』

『サッカーチームの「奇跡」に対して世界中から歓喜の声が上がっている』<2018年7月4日(水)>
 「タイの洞窟に入ってしまい、閉じ込められ、行方不明になっていた地元サッカーチームの少年とコーチの十三人」が発見されたことに、『筆洗』(180704)は語る。少年たちは芥川龍之介の『トロツコ』のように、「幼き冒険心、好奇心にひきずられた結果、深みにはまり、途方に暮れる。こういう経験は男の子の方に多いかもしれない。・・・二十五歳の青年が一人いたとはいえ、少年たちの心細さは家に歩いて帰れた『トロツコ』とは比べものにはならないか。過酷な状況に負けることなく、全員が生き延びた。世界が待ち望んだ『ゴール』が見えた」。
 (JN) 良かった。十日間、頑張った。子供たちには生きる意欲に満ちていたか。まだ、サッカーを続けたい。みんなそういう思いであったろう。十三人もいると、いろいろ仲違いがあったかもしれないが、良いコーチとともにチームは生きることに向かうことができたのか。どこかの大学のAFチームだったら、どうなっていたか。今後、救出後、反省すべきことは多々あろうが、芥川龍之介の『トロツコ』のように、少年はあとを考えず行ってしまうことがある。これは、永遠の課題であろう。後悔の前に、現状打破することなのだろう。思わぬことが起き慌ててしまわず、希望を持ち、生きることを諦めないために私たちは日頃、どのように心掛ければ良いのか。