『官僚たちがなぜかくも入念な改ざんに手を染めたの・・・』

『官僚たちがなぜかくも入念な改ざんに手を染めたのか、根本のところは謎のままだ』<2018年6月5日(火)>
 「芝居の流れ、役者の個性、客席との呼吸などを見極め、ここぞという間合いで幕を引くのがプロの仕事だ」が、昨日の財務大臣の「幕引き」の「所作はずいぶん粗い」と『春秋』(180605)は語る。「検察が佐川宣寿前国税庁長官らを不起訴処分にするやいなやの、杜撰(ずさん)なスタコラサッサではないか。・・・官僚たちがなぜかくも入念な改ざんに手を染めたのか、根本のところは謎のままだ。問題の発端になった、国有地大幅値引き売却のいきさつだって闇が拭えていない。森友学園の前理事長夫妻はかつて、安倍首相夫人の昭恵氏と交流があった。そんな背景も含めてモヤモヤを感じる国民は多かろう。わからないことは山ほどあるが、この幕引きはてんで客席の気持ちを顧みないのだ」。
 (JN) 「何で俺が」と思っているか。だれが大臣であっても起きたことなのか。俺様が大臣だったから、これで治まったのか。否、治まっちゃいない。首相も、この俺様だから、安心していようか。このポストに就いた者に危機管理能力があったら、どうなっていたであろうか。疾っくに、幕引きがなされていたのか。洗いざらいになっていたのか。この騒動の原因は何であろうか。「そうれは俺だって知りたいよ」と他人ごとではない。無理に幕引きをすれば、定式幕が破れて、襤褸が出る。自分でもわからぬことがいっぱいあろうに、そのままでよいのか。それとも、全て知っているのか。まだ居残るなら、財務省のためでも、自分のためでも、首相のためでもなく、国民と民主主義のために、一つでも真実を見せてよ。洗い浚いオープンにせよ。