『グアテマラは遠いけれど、日本と同じ環太平洋火山・・・』

グアテマラは遠いけれど、日本と同じ環太平洋火山帯の上にあるのだ』<2018年6月6日(水)>
 グアテマラのフエゴ火山が大噴火し、アンティグアはかなりの犠牲者が出ているという。『春秋』(180606)はこの街を思う。「フランス語のアンティークということばと同じ語源の名前を冠し、植民地時代の風情を今に伝える存在となってきた。・・・太平洋のかなたのグアテマラは遠いけれど、日本と同じ環太平洋火山帯の上にあるのだと、今回の大噴火で実感する。緊急の災害救助にくわえ、長い目で防災や減災の取り組みでも手を携えていきたい。アンティグアの街が生命力を改めて発揮するのを、祈りたい」。
 (JN) 火山の脅威に戦きながらも、その周辺で生活を続ける。過去に都市を飲み込んだ火山の記録があり、人はその被害の状況を知っているのに、居住地を動くことができるはずだが、この地に留まるのはなぜであろうか。それは、それでも、そこに留まる魅力があるからだろうか。私のような狭い家と人ばかりのところに住んでいると、自然の地は魅力である。観光する側は、勝手に行きたい時に行って楽しめばよいが、火山付近住む方々は、噴火や地震が生じれば通常の生活が成り立たなくなり、大変である。そんな時に、火山から離れている者は、日頃の恩恵を返すときであろう。遠くのグアテマラには直接できることはないが、常に思っていることで、何かの時に思わぬ機会を得るかもしれない。祈るというより、考えよう。