『注意するのが面倒で見て見ぬふりをした』

『注意するのが面倒で見て見ぬふりをした』〈2018年2月26日(月)〉
 「窓際の桜がきれいだったのでうっとり見ていたら、担任の先生に『そんなもの見てないで勉強しろ』」。『筆洗』(180226)は俳優だった池辺良さんの思い出から、いじめ問題へ。池辺さんの進学する学校に親が反対したが、額が泥で汚れてまで説得してくれた。「先生は見捨てないで味方になってくれた」。それが神奈川県のある学校で先生が「注意するのが面倒で見て見ぬふりをした」と。「担任一人を責めるつもりはない。いじめという生命にかかわる問題への対応を教員に『面倒だ』と感じさせてしまう何かが学校全体に潜んでいないか。それを見つけ、ひとつひとつ対策を講じていくべきだろう。面倒だからと、見て見ぬふりはできない」。
 (JN) 「見て見ぬふりをした」ことが、世の中多い。これは自分が情けなくなる。一日の中で、どれだけ「見て見ぬふり」をしているのか。皆さんはどうですか。歩行喫煙者、道端のごみや落とし物、強引な自転車運転・駐輪違反、優先席を我が物顔に座る若者・寝たふり、・・・・。一般大衆だな、弱いな。どこまで、一般大衆はこれが許されるのか。日本に住む者の倫理観の無さであろうか。そうではない方にはすみません。これを親や教師が教えていかねばならない。そう、教師は一般大衆ではない。その代わり、教師に誇りと時間をもっと与えたいと私は思う。そして、教師と親は子供たちの希望であり、教師と親は子供に大いなる希望を与えていかねばならない。「見て見ぬふり」して良いものはない。何事も、しっかりと見て、しっかりと皆でそのことを共有しよう。あと一か月しないうちに桜の時期になろうか。先生方、新しい子供たちがやってきますので、しっかりと見てやってください。勉強も心も。子供たちは、桜も見ますが先生を見てます。