『「永田町には猛獣や珍獣、それにタヌキもいらっしゃると・・・』

『「永田町には猛獣や珍獣、それにタヌキもいらっしゃると聞いたので」。1992年、国会に初登院した小池百合子氏はグリーンのサファリジャケットにヒョウ柄のミニスカートという服装』<2017年9月29日(金)>
 「希望の党」の門出に、『余録』(170929)は想う。「四半世紀後、自ら乗り出した永田町サファリでは民進党を丸ごと仕留めた小池氏だ。新党で『日本をリセットする』と宣言した時、脳裏には細川政権樹立当時の光景が浮かんでいなかったか。経済グローバリズムが民主主義諸国の政党政治の枠組みを壊していく現代である。与野党には永田町サファリの腕前を競うより、時代に即した選択肢を国民に示し、論議を尽くしてもらわねばならない衆院選だ」。
 (JN) 1992年から四半世紀、百合子様は立派な猛獣使いになられた。あの時にはどこまでのことを考えていたのかわからぬが、猛獣たちを渡り合い調教を学習し、幾つかのサーカス団を渡り歩き、新しいサーカス団を立ち上げての団長であろうか。但し、寄せ集めの集団はまとまりがない。緑色に染まることもない。各派閥が互いを理解しあうことは難しいが、継続性のある柱がないと消えていくのであろうか。百合子転けたら皆転けたになりはしないか。これからどうなるのか。国民はどこを見ていくか。猛獣使いではなく、猛獣がちゃんと我々にとって良いものであるのか、見極めなければならない。さあ、他人ごとではない、厚化粧に騙されず、鏡に相談せず、自分で考えて投票だ。