『三つ子の魂百まで』

『三つ子の魂百まで』<2017年6月14日(水)>
 「学校に入る前の幼児教育は、かなり将来まで影響を及ぼすのではないか」、「天声人語」(170614)は、ヘックマン米シカゴ大教授の著書『幼児教育の経済学』を紹介し、また手塚治虫さんの母親の漫画の読み聞かせを例に出す。「その読みっぷりが傑作で、登場人物の声色を使い分け、面白おかしく演じてくれた。聞きながらわくわくしたり、はらはらしたり、感きわまって泣き出したりしたと、自著に書いている。巨匠を育てた肥やしの一つに、きっとなったのだろう」と。そして、「幼児教育は学力だけでなく、根気強さや注意深さ、意欲などの『非認知能力』を育むのが大切だと、ヘックマン氏は説く」。
 (JN) 子供は自分を育てている人を模倣して、またその小さな環境を社会として学習をしていく。自分など否でも親と同じような行動をしてしまう。また母親が体調を崩し、あちらこちらのお家でお世話になり、そこで私の面倒をみてくれたのは十数歳ほど上のお姉ちゃんたちであったためか、今でも姉さんたちに弱い。幼児期の環境は人の成長に後々に影響を与える。人それぞれに育つ環境が異なり、そしてその環境により幸・不幸が生じるのであろうか。子供のその教育環境はなるべく、同じような条件を与えるべきにも思えるが、違うから社会は違った意見によって発展する。母親が面倒みられない子供について、今はお姉ちゃんたちではなく、保育所が対応する。話は飛躍するが、この保育所の充実が日本の将来を明るくする鍵ではなかろうか。個性的な保育所を充実させるために地域は支援をしていくべきである。