『この皇居ボタル、遺伝子解析の結果によると関東の土着・・・』

『この皇居ボタル、遺伝子解析の結果によると関東の土着種で、江戸城のころから堀にすんでいた可能性があるという』<2017年6月15日(木)>
 「ホタルは同じ種類であっても、地域によって遺伝子のパターンなどに特徴がある」。「余録」(170613)は皇居のホタル保護について紹介する。「関東の土着種で、江戸城のころから堀にすんでいた可能性があるという。ホタル研究家の大場信義さんは『ホタルが東京の真ん中で生き続けたのは、奇跡に近い。観光用のホタル乱舞もいいが、個体数は少なくとも、地域に根付いた野生ホタルを守ることに目を向けてほしい』と訴える。ちらほらとホタルが野や水辺に舞う様は、日本の原風景でもある。都心でひっそりと命をつないだホタルの光も、そのひとつとして守りたい」。
 (JN) ホタルが棲める環境、それを保つことは私たちの住める環境としても良い環境であろう。きれいな水は生命の源だ。いま、その環境を維持していくことが必要だが、我々はあそこにホタルがいる、との情報を得ると続々と人が押し寄せ、環境を破壊してしまう。したがって、見に行けるのは観光用のホタルだけとなってしまうか。私も観光用のホタルを椿山荘に見に行った。確かに、ホタルの光は見えるが、騒がしく混雑する中、自然を楽しむ雰囲気ではなかった。できるなら、静かに光をボーっと見たいものであるが、自然のホタルを守ることが第一である。