『わが国にはじめてサンタクロースがお目見えしたのは1874年・・・』

<2016年12月23日(金)>
『わが国にはじめてサンタクロースがお目見えしたのは1874年、とする説がある』
 「『免囚保護の父』などと呼ばれる原胤昭が、キリスト教の洗礼を受けた感謝を表すためクリスマスの催しを開いた」。「春秋」(161223)は、クリスマスに当たり、原の生き様を伝え、私たちに訴えかける。彼は「出獄した人たち1万人以上を家族ぐるみで支援した。差別をなくすよう訴え、児童虐待の防止や孤児の保護、貧困層のための住宅事業にも力をそそいだ。キリスト教徒でなくても、その生きざまには胸が熱くなる。そんな人物に思いをはせるクリスマスもわるくない。」
 日本は様々な宗教や神を信ずることが許されている。日々、お祭りが行われている。その祭の意味を知ろうともせず、楽しんでいる。それも幸せだが、正に日本の人々の行動が体系化されていないことを表している。それに、神に感謝しているのであろうか。神に頼むばかり、心から感謝し、その感謝の心を社会に還元しているだろうか。いよいよクリスマスの日を迎えるが、その日の喜びと、現在の苦しみを考えよう。そう、私は、遥か55年ほど前、東方の三人の博士の劇を演じた穢れ無き幼少期を思い起こしてみよう。イエスの優しさをシスターたちから聴いてきたのだろうが、具体的には覚えていない。情けない。しかし、我が家庭ではサンタクロースの必要がなくなったが、世界には必要としている人たちが多くいる。そのことをまずは理解しよう。(JN)