『真夏の東京折ピック開催、それは米国やテレビ・・・』

<2016年8月12日(金)>
『真夏の東京折ピック開催、それは米国やテレビ放映ファーストか』

 「オリンピック誘致合戦の際、日本の夏は『晴れる日が多く温暖で、アスリートに理想的な気候』と世界に売り込んだ」。「春秋」(日経/16/8/12)は言う「『屋外での運動は控えるように』『なるべく外出は避けましょう』との警告を聞きながら行う競技や観戦では悪い冗談のようだ。国際オリンピック委員会が真夏の開催にこだわるのは、秋に国内でスポーツイベントが目白押しの米国に配慮しているためといわれる。五輪の理念は選手が第一のアスリートファーストであり、米国やテレビ放映ファーストではないはずなのだが。前回東京五輪の10月開催は、正しい判断だったとつくづく思う。」

 オリンピックはどんな環境で行われるのが良いのであろうか。それは、競技する人、それを支援する人、それを見る人でそれぞれ違うであろう。何を優先すべきなのか。東京オリンピックはもう日程が決まっている。なぜに一番熱い時期を選んだのか。ご承知の通り、アメリカ資本の意見が優先された。オリンピックは資本増殖に意義があるのか。否、アメリカ市民のためにあるのか。ギラギラ太陽が燃えるような東京、御蔭で様で4年後は、選手はもちろん大変だが、年寄りの多い日本は炎天下での応援は命懸けだ。従って、室内でクーラーを効かせてのテレビ観戦だ。電気消費は高まり、これからまた原発が多く必要と政府が更なる原発活用を進めて行くのか。大資本ファーストである。(JN)