『戦争は今も、過去形で語りうる物語ではない』

『戦争は今も、過去形で語りうる物語ではない』

 「イラク戦争を検証した報告書が、英国で公表された」。これについて「筆洗」(東京新聞/16/7/8)は、「現代世界の『戦争と平和』だ。そこには、やりきれぬ事実が並んでいる」と。そして、「イラクは硝煙が漂い続ける混乱に陥り、『イスラム国』という魔物も生まれた。ブレア氏は報告書の公表を受け、『責任はすべて負う』と語ったが、戦争にもてあそばれ命を奪われた人々に、どう責任を取りうるというのか」と。

 平和とな何であろうか。平和ボケしている私には表現が難しい。敢えて頑張って表現をするとすれば、平和は戦争の合間の敗戦国が生じた時のその一時である。それほど私たちの周りは常に戦争が起きている。何かしらの理由をつけて戦争をしている。しかも、怪しからん国は、他国に土足で入り込み破壊行為をする。また我が国のように平和に思える国は、その土足の行為を手伝い、その平和のお零れに与っている。しかし、そのために日本の市民の土地は軍事基地になり、その軍民はその地域の市民に危害を加えている。戦争は過去の出来事ではない。(JN)