裏金の問題に『金口木舌(240307琉球新報)』はお金の魔力を思う▼「お金で解決できる問題はない」と、金融教育家の田内学さん（「きみのお金は誰のため」）▼「お金を使うとき、受け取ってくれる人がいる。その人が働いてくれるから問題は解決する」▼人々がお金を受け取って働き、いろいろな問題を解決しながら社会はうまく回っている。ところが人は順番を勘違いし「お金の魔力に取りつかれてしまう」と▼魔力に魅入られた人物が国民の代表とは。「裏金」という妙なお金。政倫審で議員らはそのお金の「会計に関与してない」「私が自由に使っていたという事実もない」と▼お金の使い道に無頓着なのは働く人の姿が視野にないからなのか。その口で増税と言われても、大方の人は働く意欲を失う。
お金の魔力に取りつかれ、心がお金になってしまう。お金なくしては何もできないような心理状態になっているのか。お金によって心が不自由になっている。あなた方の能力は、お金隠しではなく、政治に力を発揮して欲しい。お金の魔力から自由になり、自由に発言できることを祈る。そのために本をたくさん買って学んでください。
＊画像は、2024年3月1日の朝日新聞より。
