『フォードが日本を見限った「っぽい」話』

『フォードが日本を見限った「っぽい」話』
 「フォードが年内に日本から撤退する。撤退の判断も分かる。少子高齢化。若者には車に興味を持つ余裕さえない現在の日本である」と、「筆洗」(東京新聞/2016/1/27)は述べる。「米国は、あらゆるものを『民主党っぽい』とか『共和党っぽい』と区別したがるそうだ。自動車は、最も共和党っぽいのは米フォードの巨大で頑丈なピックアップトラックマスタング。その魅力的だったフォード車のいかつさや強さという『っぽさ』が今の日本では敬遠されたか。今回の件、日本がフォードをではなく、フォードが日本を見限った『っぽい』話でなければよいのだが」
 「少子高齢化」の日本この先どうなるのか。市場としての魅力が無くなる日本、海外資本だけでなく、このままでは国内産業も日本を捨てる時が来るのであろう。自民党もその他野党も、この現実をどこまで改善するのか。或いは、高齢化で良いとしたら、どんな未来像を描いているのか。「自民党っぽい」未来像や「民主党っぽい」未来像って、違いが出るのであろうか。みんな一緒の日本人は、政党が異なろうと同じであるなら、選挙で選びようがない。それが「日本人っぽい」のであるか。このこと私たち自身が個々に考えねばならないのではないか。(JN)