『有馬記念、ゴール後の紙吹雪、優勝馬への祝福のようであり、破れた夢の象徴のようでも』
「きょうは競馬の有馬記念であるが、1996年には1レースで875億円もあった馬券売上高が昨年はその半分以下に減った」と、「春秋(日経/2015/12/27付)、一方、「今冬の年末ジャンボから10億円に引き上げられた。ハイリスクハイリターンになるようにクギを不正改造したパチンコ台が数十万台も見つかった。賭博性がより高いギャンブルへ引き寄せられるのが人間の性というものだ。時代に取り残された公営ギャンブルは消えていくのだろうか。」
府中駅の南側に住んでいたころ、そこは府中競馬場が見える場所にあった。そのため、大きなレースになると、その歓声が伝わって来ることがあった。「ウォ〜」と、期待の声であろうか、夢が消える寸前であろうか。馬の魔力が人々を踊らせるのか。最終レースが終わると、道々に黒い流れができ、近づいてくる。そして、勝った人も負けた人も、様々な店でお金を落としていく。みんな楽しいで帰っていくのであろうかわからぬが、時間をかけての予想から、レースの興奮、そして振り返りの行程が大事なのだろうか。(JN)