『「はやぶさ2」の長い旅』

『「はやぶさ2」の長い旅』
 探査機「はやぶさ2」は、、昨日の「スイングバイ」で小惑星リュウグウ」に向かった。その「はやぶさ2号」へ「天声人語」(朝日/2015/12/4)は、「〈引力のやさしき日なり黒土に輪をひろげゆく銀杏(いちょう)の落ち葉〉大西民子。スイングバイも落葉も、宇宙の真理で結びつくのであろう。枯れ葉の街から夜空を仰いで、長い旅にエールを送る。」
 習ったことでは、なるほどと思うが、この地面が太陽を中心に回っているといことが、本当は理解できていない。この地面は私と引っ張り合いをしている。そのお互いの力を使って、「はやぶさ2号」はハンマー投げのように地球から手放されて飛んでゆく。そうですか。この神秘な世界に再び旅立つ「はやぶさ2号」は、今度はどんなお土産を私たちに与えてくれるのか。目的地に着くのが2年半後と、それからどうなるのやら。多分、自分が生きている間にはこの無限な宇宙へは行けまい。今は、それを夢見て、目を瞑って宇宙に向かって飛んで行こう。(JN)