『私たちは、君たちが決して近づくことができない自由な・・・』

『私たちは、君たちが決して近づくことができない自由な魂の天国で一緒になる』
 「41年前に無差別爆弾テロが起き、三菱重工本社ビルの前にガラスの雨が降った」。「余録」(毎日新聞/2015/11/29)は「パリのテロと重ねる。あの事件では、『君が自白することで、彼等はいくらかでも救われるのだ』という検事の説得、一転して自供を始めたのは逮捕から5日後の夜だった。パリのテロで妻を失ったジャーナリストのメッセージに共感が広がる。悲しみや憎しみをこらえた叫びがテロリストの心を刺し貫く日は来るだろうか。」
 恐怖心を煽るテロリスト、自分の信ずる考えを通すためには、人を犠牲にすることも厭わない。そして、自分の命をも犠牲にする。そのようなことで得られることで、幸せな世の中が作れるのであろうか。でも、私たち人類は、その歴史とともに目的を果たすために殺戮を繰り返してきた。そのような行動を信ずることで幸せになろうとするのは、身勝手な行動である。人は、信ずれば救われるのではなく、信ずることで自分で考えることを放棄している。思想に頼らず、その考えを変えようとする自由な考えが欲しい。まずは、実行犯よ、改めよ。信ずることから自由になり、真実を述べよ。(JN)