『地球の体温が上がっている。世界気象機関が今年は世界の・・・・』

『地球の体温が上がっている。世界気象機関が今年は世界の気温が過去最高になると』
 「世界の首脳が温暖化対策について話し合うパリ会議が始まる」。「春秋」(日経/2015/11/30付)は、「熱はつらい。寒けが襲う。汗がふき出す。もうろうとしてくる。うなされる。だれしも覚えがある思い出を作家の北杜夫さんが懐かしそうに、つづっている」。地球は、「二酸化炭素など温暖化ガスの増加が異常気象や自然災害を招いている。海面上昇や熱帯雨林の消滅も進む。『巨大な生命体』地球が病み、高熱にあえぐ姿が見えるようだ。」「根本療法を見いだせるのか。リーダーたちの知恵と工夫が問われる」と。
 子どものころは熱に強かったが、大人になってからは38度を越えればもう大変だ。インフルエンザで39度を超えた時は思考回路が狂い、タミフルを倍飲んでしまったことがある。成長期であったら、タミフルを飲み過ぎて発作を起こしたかもしれないが、何せ衰退期であったので影響なしというより、その御蔭で早く熱が下がったのかもしれない。ところで、今の地球はその生成発展衰退の中のどんな時期にあるのだろうか。できたころは高熱で燃えていたが、今は安定しているし、ある方面からは氷河期に向かっているとも聞く。そのような地球が熱を上げて、あちらこちらで異常気象を発生させている。地球の気温上昇に対する特効薬はまだないであろうから、気温が上昇しないような手立てが必要だが、そこが各国の利害で難しい。私たち人間は、地球にとってはウイルスみたいなものであろう。そのウイルス人類が大騒ぎしていれば熱も上がろう。その熱が上がらないように騒ぐにはどうすればいいのであろうか。とりあえず、個人の私たちは個々にエコすることであろうか。(JN)