『ハラスメントともども人権侵害を放置しているなら・・・・』

『ハラスメントともども人権侵害を放置しているなら「女性が輝く社会」もなにもない』
 「病院に勤めていた女性が妊娠後に降格させられた人事をめぐる裁判で、広島高裁が勤務先に賠償命令を出した」。「春秋」(日経/2015/11/20付)は、「世の中の、マタハラへの意識の高まりが司法を動かしたのかもしれない。とはいえ陰に陽に、いまもマタハラはさまざまな職場にはびこっていよう。日本は101位――。スイスの研究機関『世界経済フォーラム』が、145カ国を対象に男女平等の度合いを比較した調査の結果だ。女性の労働参加率の低さなどが響き、今年も下から数えた方が早かったという。不名誉な順位の背景には『三大ハラ』を断てぬ企業社会の風土もあろう。影響の広がりに気づくときである」と。
 「いやがらせ」とか「いじめ」は、日本の風土なのであろうか。学校においても、職場においても、起こるハラスメント。日本というより、人間であるからこそ起こすことなのか。ハラスメントと言うものは無くならないとしても、そのハラスメントの件数と種類を少なくすることはできよう。特にマタハラは、この世から消滅すべきことである。我々の将来がかかる生命の出生について、なぜハラスメントを行うのか、我々の存在価値を貶める行為である。また「女性が輝く社会」などと偉そうに看板を挙げている以上、改善されない差別行為である。ハラスメントや差別をすることで、自分の比較優位を確立しようという行為は、我が身に改善の無い行為であり、その無能行為を終わりにしなければ、我々は衰退して行くのであろう。我々は、男女一緒になり家庭での子育てから社会の建設を行って行かねばならない。(JN)